利用上のQ&A

とつぜん通信が出来なくなった

証明書をインストールしていない状態でMiddlemanプロキシ経由でアクセスしようとすると、通信エラーが発生します。また何らかの予期しない問題でプロキシが動作不良を起こすことも考えられます。

この時にはプロキシを設定するのと逆の手順で、プロキシ設定を「自動」から「なし」に変更していただくことで元通りに通信ができるようになります。

フィルターが効いていない気がする

Wi-Fi接続からキャリア通信環境に切り替わっている場合や、初期設定したWi-Fi環境とは異なるWi-Fiネットワークに接続された場合には、フィルターが効かなくなります。新しいWi-Fiネットワークでミドルマンのフィルターを適用するには、ネットワークのプロキシ(自動)の項目に自動プロキシ構成URLを設定していただきます。

より具体的な方法は、WEBアプリ内「プロキシの設定」のページでご確認ください。

また、キャリア通信環境でもミドルマンのフィルターをご利用になりたい場合はVPNで接続する方法をご検討ください。

気に入らないので元に戻したい

プロキシを設定するのと逆の手順で、プロキシ設定を「自動」から「なし」に変更していただくことで元通りに通信ができるようになります。インストールした証明書も削除することで、完全に元の状態に戻ります。

より具体的な方法は、WEBアプリ内「元の状態に戻す」のページで環境ごとに具体的に手順を記述しています。

法律上、問題はないのか

本サービスに法的な問題はありません。

不正アクセス行為の禁止等に関する法律では、利用権者の承諾を得ることなく、本来アクセスしてはいけない情報にアクセスすることを禁じています。

Middlemanではサービスの動作の仕組みについて事前に説明しており、利用者に納得していただいてからサービスを提供するため、不正アクセスには当たりません。

TwitterやFacebookについて、肝心のアプリで使えないと意味がない

技術的な制約のため、Twitter、Facebook、Instagramなど用心深い対策を施しているアプリに対しては、Middlemanのフィルターが効きません。このような場合には、WEBの技術を使ってアプリのように扱えるPWAという方式で提供されているWEBアプリに切り替えることでMiddlemanのフィルターが使えます。

広告ブロッカーみたいなもの?

おおざっぱにいえば、広告ブロッカーみたいなものと言ってまちがいありません。

しかしMiddlemanが広告ブロッカーと違うのは、単に広告を削除するだけでなく、テクノロジー企業が提供する情報技術、画面設計を駆使した工夫の全体に対抗することが目的である点です。「広告を削除する」という単一の利便性を売りにしているのではなくて、あくまでMiddlemanは、肉体的にも精神的にも「健康に」インターネットを使えることを追求して制作されたツールです。

広告ブロッカーと比べてどうなの?

一般に、広告ブロッカーにはいくつか種類があります。モバイルユーザには広告ブロッカーアプリが選択肢になりますし、PCユーザにはブラウザの拡張機能になじみがあるでしょう。また、広告をブロックする機能を有したブラウザも存在します。

Middlemanをこれらと比較すると、優れた点は、モバイルWEB、ネイティブアプリ、PCとすべての環境で利用可能である点があります。さらに複数の端末で利用することができるので、1つのアカウントで複数の端末にフィルターを適用することができます。

一方で劣っている点は、価格だと言えます。Middlemanが月額1500円を要求するのに対して、広告ブロッカーは無料か、高くても数百円で提供されています。 総じて単に広告をブロックしたい人は、少なくとも短期的には既存の広告ブロッカーに軍配があがりそうです。ただし技術的には広告ブロッカーと完全に同等な機能を実装することができるため、今後そのようなフィルターが実現した場合には、再検討する価値はありそうです。

こうしたフィルターの実装は難しくない一方、運営会社としては広告ブロッカーを積極的に強みとして売り出さないため、サードパーティのフィルターデベロッパーの参加をお待ちしています。

いい大人がインターネットを使うのに、フィルターなんて必要?

一般的に言ってフィルタリングサービスは、有害な情報や危険な出会いなどから子供を守るために使われているものと考えられがちです。青少年が健やかに育つために世界のどこかで使われているもので、自分とは関係のない他所様の綺麗事だと考えているかもしれません。

しかしながら私達が定義する「有害な情報」とは、薬物や売春など法律に反する情報であるとか、アダルトコンテンツや残酷な映像などを指しているわけではありません。私達にとって本当に有害なのは、ユーザが自分でも意識の及ばないところで影響を受けて「気になって気になってたまらなくなる」状態、すなわち情報依存にされてしまう仕掛けです。

連れが席を立つなりスマホを起動して最新情報を確認しないと気が済まない友人、立ち小便をしている間もスマホをやめられない男、自己顕示欲で頭が馬鹿になってしまったようなSNSの女、それぞれスマホを片手に週末の食事を楽しむ4人家族、ふとスマホを手にとっては新しい通知がないことを何度も確認する自分。これらは皆、テクノロジー企業の狡猾な操作によって情報の家畜になってしまった姿です。

元来、人間は自然な状態でそのように生まれてきたのではなく、テクノロジー企業の情報技術・画面設計を用いた工夫の積み重ねによりユーザが操作された結果です。本サービスのターゲットは、このような世界を気持ち悪いと感じるインターネットユーザです。